原爆の日

朝、Yahooニュースを見て
その日が広島原爆の日であることに、
8月6日であることに気づいて、
ショックを受けた。

その瞬間まで自分が忘れていたことに。


学生時代は、学校教育の中で、
夏休み8月は戦争に向き合うことが自然となされていて、
怖いという感覚から逃げるのでなく、
事実を知り、繰り返さない、と心に刻まれていたように思う。
社会にでて、むしろ疎くなったというのは、
なんとも情けない。



夜。NHKでは特集が続いていた。
世界遺産と戦争を絡めた番組。
負の遺産と向き合う大切さ。それを世界に後世に伝えて行く義務。

そして、原爆投下を予測していながら、その情報を揉み消した陸軍上層部の事実。

66年の時が立ってようやく明かされる数々の真実。
誇りを持って懸命に生きていた人々の尊厳を踏みにじるような…
関係者の無念やいかにか。


これは原爆の話だけでも、戦争の話だけでもない。
現代社会にも、同じような構図が、
大なり小なり多多。

それは、組織の弱さなのか
上に立つ者の驕りなのか。