あたたかい光景

名鉄電車にゆられながら、
ごちゃごちゃ悩んでいたところ、

ふとおばあさんが横に来て、
「ここって名鉄パレがある駅ですかね?」と。
降りた事のない駅だったので
詳しくないんです、と答えつつ、
iPhoneで調べると(なんて便利なこと!)
確かに停車中の駅に名鉄パレ(スーパー)があった。
その事を告げた時には、すでに電車の扉が閉まってしまい…
「次で引き返そうか」「この駅だったかしら」とおばあさん2人組。

そこに通りかかった少年?青年?に、
おばあさんは再びパレは駅の近くにあるのか、確認。
すると、趣味で電車に乗りにきたというその彼は、
パレは駅とつながっている事を話すと、
向かいの席に座り、おばあさん達がそこに行きたいと知ると、
どの駅で引き返した方が良いか
(乗っていたのは各駅停車だったが、
引き返すには次の駅でなく、
急行の止まる3つ先の駅の方が
電車の本数が多く便利だとか)
丁寧に教えるだけでなく、
折り返しに適した駅で一緒に降りると、
エレベーターを探して、逆方向のホームまで案内して行きました。

なんだか温かい場面に出会ったなと思うと同時に、
聞かれたことだけ答えるのでなく、
相手の求めていることを察して+αを提供する。
それが親切ということかな、と学ばされた出来事でした。