ロバート・キャンベル氏

近世・明治の日本文学専門、
複数言語を操る教授。

雑誌の取材記事の
幕末から明治時代の日本人と、
現代を比較したコメントが興味深かった。

当時の彼等が持っていて、今ないのは、
「豊かな社会資本」=「地域や家族で作られた自分のアイデンティティ」。
このネットワークは、窮屈な反面、何かあった時には一緒に問題解決してくれる。
この力が、当時の人々の実行力、サポート力、失敗を恐れない心を支えていた、と。

翻って今。日本人は現状維持、どうすれば失敗しないかばかり考えているのでは?

そんな問いかけにどきっとした。